スキナーによって考案された応用行動分析モデルに基づく行動療法の一技法。複雑で新しい行動を獲得させるために、標的行動をスモール・ステップにわけ、達成が容易なものから順に学習し、最終的に目標行動を獲得させていく方法。オペラント技法の一つであり、プログラム学習の基礎をなす。通常は最初に単純な反応が要求され、その反応をより複雑で洗練されたものにするために、強化の基準を徐々に厳しく変化させていく。結果の操作を重視し、行動それ自体を変化させていく過程である。このような手続きは、最終目標とする行動が完全に達成されるまで続けられる。シェイピングを成功させるための留意点としては、標的行動を正確に明確化する、すでに達成できている行動を確認し、シェイピングされるべき行動を選択する、大きすぎず小さすぎないステップのサイズを設定する、などがあげられる。
定義
複雑で新しい行動を獲得させるために、標的行動をスモール・ステップにわけ達成が容易なものから順に形成していく方法
提唱者
スキナー Skinner,Burrhus Frederic(1904-90)
20世紀を代表する心理学者の一人で行動分析の創始者。
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