2013年1月21日月曜日

S-R理論 stimulus-response theory;S-R theory



概略
刺激=反応学習説。
ワトソンが提唱した、人間の行動を『刺激(S:Stimulus)』に対する『反応(R:Response)』として理解する理論のことである。
刺激と反応の結合が学習され、その成立のために、刺激と反応の接近性(contiguity)の条件だけではなく、さらに強化の条件が必要である。
すなわち、強化を必要とする説では、効果の法則を主張したソーンダイク、習慣の強度による連合の形成を提唱したハルがあげられる。
強化を必要としない説では、たんに刺激と反応の接近性による成立、しかも、ただ一回の試行で学習が成立すると説いたガスリー、また、パヴロフの条件づけの手続きで情動反応の条件づけに成功したワトソンがあげられる。
ワトソンは刺激と反応の連合は頻度(frequency)と新近性(recency)によって成立するとした。
S-R論者の各主張に相違はあるが、学習されるのは刺激=反応の連合の形成という点において共通している。


定義

人間の行動を『刺激(S:Stimulus)』に対する『反応(R:Response)』として理解する理論



提唱者
ワトソンWatson,John Broadus(1878-1958)
 行動主義の提唱者。

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