2013年1月2日水曜日

タイプA行動パターン type A behavior pattern


 
概略
 

 1950年代にアメリカの心臓病医フリードマンと、ローゼンマンによって、虚血性心疾患の危険因子の1つとして提唱された行動的特徴。フリードマン(Friedman,M.)、ローゼンマン(Rosenman,R.H. et al.)虚血性心疾患の患者には、ある共通した特徴があることに気付き、これをタイプA行動パターンと名付けた。特徴は以下のようなものである。


 性格面:競争的、野心的、精力的

 行動面:機敏、性急、常に時間に追われて切迫感をもっている、

多くの仕事に巻き込まれている

 身体面:高血圧、高脂血症が多い
 

タイプAの人は、自らストレスの多い生活を選び、ストレスを多く受けているにもかかわらず、そのことをあまり自覚せずに過ごす傾向がある。また、ストレスに対する反応の仕方も、交感神経優位型の反応が現れやすく、血圧が上がる、脈拍が増えるなど循環器系に負荷がかかり、虚血性心疾患の発症に関係していると考えられている。心臓病にならないように、日頃の生活習慣(ライフ・スタイル)を見直して、過労に陥らないように予防に努めることが重要。

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